Androidの開発を行っていくにあたり、一番最初に行ったことをまとめました。
(2010年8月に作成したものを修正して書きました。そのため、画像にあるPATHと内容が違う箇所があります。)
今回は、Android開発の環境の構築までを行います。
■各ツールのダウンロード&インストール
- Android SDK
Android端末で実行可能なアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(Software Development Kit:SDK)
- JDK(Java SE Development Kit)
Javaで開発するためのソフトウェア開発キット
- Eclipse
開発する際の統合開発環境
- ADT(Android Development Tools) プラグイン
Eclipse上でAndroidのアプリケーションを開発するためのプラグイン
■JDK(Java SE Development Kit)
Sunのサイトからダウンロード
最新の安定板は「JDK 6 Update 22」(2010年10月現在)
①プラットフォームの選択
- Windowsの場合、「Windows」を選択
- 64bitOSの場合、「Windows x64」を選択
②ファイルのダウンロード
- 「jdk-6u22-windows-i586.exe」をダウンロード
- 64bitOSの場合、「jdk-6u22-windows-x64.exe」も追加
③ファイルを実行してインストール
④インストールの確認
■Eclipse
①インストーラを起動し、インストール先を指定する
ここではインストール先に、「C:¥eclipse3.5」「C:¥dev¥eclipse3.5」と入力して実行する
(開発フォルダを「C:¥dev」に配置することにしました(developmentということで)。linuxではdeviceのディレクトリなので少し抵抗はありますが。。)
②ワークスペースの作成
- eclipse(C:¥dev¥eclipse3.5¥eclipse¥eclipse.exe)を実行する。
- workspaceを選択し、「OK」ボタンをクリックする。
- 「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックを入れると、次回起動時にこの画面が表示しないで起動できる。
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eclipseの起動画面 |
③パースペクティブをJAVAに切り替える
- 「パースペクティブを開く」をクリックし、「JAVA」を選択する
■Android SDK
①Android SDKダウンロードページからダウンロード
②ファイルを任意のフォルダに解凍
- 例:
C:¥android¥ → C:¥dev¥android¥
- 「android-sdk-windows」を「android-sdk_r07-windows」に変更(そのままでもよいとは思いますが)
③PATH環境にパスを追加
(例:
C:¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools → C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools)
追加先(環境変数の表示方法)
- Windows XP:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」の「システム」→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
- Windows 7:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」(変更の許可の確認で「はい」を選択)→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
他の変数値とは「;」を使って区切る
■ADT(Android Development Tools)プラグイン
①ADTプラグインのインストール
- 「ヘルプ」メニューの「新規ソフトウェアのインストール」を選択
- 「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を「作業対象」に入力
- 「Developer Tools」をチェックして、「次へ」をクリック
- 「Android Development Tools」と「Android Editors」の両方がチェックされていることを確認
- ライセンスを確認して、「使用条件の条項に同意します」を選択して、「完了」を選択する(セキュリティー警告が出た場合、「OK」ボタンを選択する)
- インストール終了後、Eclipseをリスタートする
- 「ソフトウェア更新」ダイアログで「はい」を選択し、再起動する
②ADTにAndroid SDKのディレクトリの設定
- 「ウィンドウ」メニューの「設定」を選択する
- 「Android」を選び、「Android 設定」の画面を表示する
- 「SDK ロケーション」にAndroid SDKのパス
「C:¥android¥android-sdk_r07-windows」「C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows」を入力
- 「OK」ボタンをクリックする
■Android SDK and AVD Manager
①Android SDK Platformをインストール
- Eclipseの「ウィンドウ」タブの「Android SDK and AVD Manager」を選択する
- 「Android SDK and AVD Manager」ウィンドウが起動するので、「Installed Packages」を選択する
- 「update All」ボタンをクリックする
- 開発対象にしたいプラットフォームを選択する
- 例:「Android SDK Platform 1.6_r2 Revision 3」を承諾し、インストールを行う
- 特に理由がなければ、すべてインストールして良いかと。
②AVDs(Android Virtual Devices)の設定
- エミュレートする端末の構成を指定して作成することができるエミュレータの実行環境のこと
- ハードウェア構成:カメラ、キーボード、メモリのサイズなど
- システムイメージのバージョン:SDK1.6、SDK2.1など
- そのほかのオプション:エミュレータのスクリーンのサイズ、SDカードなど
③Virtual Devicesの作成
- 「Virtual Devices」を選択し、「新規」ボタンをクリックする
②Virtual Devicesの設定
- 名前:sampleDevice
- ターゲット:Android 1.6 – API Level 4
- SD Card:サイズにチェック。「1000」を入力、「MiB」を選択
- Skin:ビルドインにチェック。Default(HVGA)を選択
- ハードウェア:初期設定のまま
- 「Create AVD」ボタンをクリック
以上のステップで、Android開発の環境の構築は完了です。
後編では、一番最初に作るであろう、Hello Worldプロジェクトを作成します(後編は
こちら)。