2010/10/30

Android開発環境の構築からHello Worldまで(前編)

Androidの開発を行っていくにあたり、一番最初に行ったことをまとめました。
(2010年8月に作成したものを修正して書きました。そのため、画像にあるPATHと内容が違う箇所があります。)

今回は、Android開発の環境の構築までを行います。

■各ツールのダウンロード&インストール
  • Android SDK
  • Android端末で実行可能なアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(Software Development Kit:SDK)
  • JDK(Java SE Development Kit)
  • Javaで開発するためのソフトウェア開発キット
  • Eclipse
  • 開発する際の統合開発環境
  • ADT(Android Development Tools) プラグイン
  • Eclipse上でAndroidのアプリケーションを開発するためのプラグイン


■JDK(Java SE Development Kit)

Sunのサイトからダウンロード
最新の安定板は「JDK 6 Update 22」(2010年10月現在)

①プラットフォームの選択
    • Windowsの場合、「Windows」を選択
    • 64bitOSの場合、「Windows x64」を選択

    ②ファイルのダウンロード
    • 「jdk-6u22-windows-i586.exe」をダウンロード
    • 64bitOSの場合、「jdk-6u22-windows-x64.exe」も追加
    ③ファイルを実行してインストール
    ④インストールの確認


    ■Eclipse

    ①インストーラを起動し、インストール先を指定する
    ここではインストール先に、「C:¥eclipse3.5」「C:¥dev¥eclipse3.5」と入力して実行する
    (開発フォルダを「C:¥dev」に配置することにしました(developmentということで)。linuxではdeviceのディレクトリなので少し抵抗はありますが。。)



    ②ワークスペースの作成
    • eclipse(C:¥dev¥eclipse3.5¥eclipse¥eclipse.exe)を実行する。
    • workspaceを選択し、「OK」ボタンをクリックする。
    • 「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックを入れると、次回起動時にこの画面が表示しないで起動できる。


    eclipseの起動画面

    ③パースペクティブをJAVAに切り替える
    • 「パースペクティブを開く」をクリックし、「JAVA」を選択する



    ■Android SDK

    ①Android SDKダウンロードページからダウンロード
    ②ファイルを任意のフォルダに解凍
    • 例:C:¥android¥ → C:¥dev¥android¥
    • 「android-sdk-windows」を「android-sdk_r07-windows」に変更(そのままでもよいとは思いますが)
    ③PATH環境にパスを追加
    (例:C:¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools → C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools)
    追加先(環境変数の表示方法)
    • Windows XP:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」の「システム」→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
    • Windows 7:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」(変更の許可の確認で「はい」を選択)→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
    他の変数値とは「;」を使って区切る

    ■ADT(Android Development Tools)プラグイン

    ①ADTプラグインのインストール
    • 「ヘルプ」メニューの「新規ソフトウェアのインストール」を選択
    • 「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を「作業対象」に入力
    • 「Developer Tools」をチェックして、「次へ」をクリック
    • 「Android Development Tools」と「Android Editors」の両方がチェックされていることを確認



    • ライセンスを確認して、「使用条件の条項に同意します」を選択して、「完了」を選択する(セキュリティー警告が出た場合、「OK」ボタンを選択する)


    • インストール終了後、Eclipseをリスタートする
    • 「ソフトウェア更新」ダイアログで「はい」を選択し、再起動する



    ②ADTにAndroid SDKのディレクトリの設定
    • 「ウィンドウ」メニューの「設定」を選択する
    • 「Android」を選び、「Android 設定」の画面を表示する
    • 「SDK ロケーション」にAndroid SDKのパス「C:¥android¥android-sdk_r07-windows」「C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows」を入力
    • 「OK」ボタンをクリックする



    ■Android SDK and AVD Manager

    ①Android SDK Platformをインストール
    • Eclipseの「ウィンドウ」タブの「Android SDK and AVD Manager」を選択する
    • 「Android SDK and AVD Manager」ウィンドウが起動するので、「Installed Packages」を選択する
    • 「update All」ボタンをクリックする
    • 開発対象にしたいプラットフォームを選択する
    • 例:「Android SDK Platform 1.6_r2 Revision 3」を承諾し、インストールを行う
    • 特に理由がなければ、すべてインストールして良いかと。

    ②AVDs(Android Virtual Devices)の設定
    • エミュレートする端末の構成を指定して作成することができるエミュレータの実行環境のこと
    • ハードウェア構成:カメラ、キーボード、メモリのサイズなど
    • システムイメージのバージョン:SDK1.6、SDK2.1など
    • そのほかのオプション:エミュレータのスクリーンのサイズ、SDカードなど


    ③Virtual Devicesの作成
    • 「Virtual Devices」を選択し、「新規」ボタンをクリックする
     


    ②Virtual Devicesの設定
    • 名前:sampleDevice
    • ターゲット:Android 1.6 – API Level 4
    • SD Card:サイズにチェック。「1000」を入力、「MiB」を選択
    • Skin:ビルドインにチェック。Default(HVGA)を選択
    • ハードウェア:初期設定のまま
    • 「Create AVD」ボタンをクリック

    以上のステップで、Android開発の環境の構築は完了です。
    後編では、一番最初に作るであろう、Hello Worldプロジェクトを作成します(後編はこちら)。

    0 件のコメント:

    コメントを投稿