2012/05/12

PhotoshopではなくGIMPで短時間で加工するためのたった一つに特化したTIPS

今月GIMP2.8が公開された中、 もしも、PhotoshopではなくGIMPで加工したいと考えている人に送る、たったひとつの事柄に特化したTIPSをまとめます。

たったひとつというのは、下のサイトではPhotoshopで見開き写真を作るための方法を

見開き写真のつくりかた | Photoshopで加工する | かわいいフォトブック“TOLOT”にパソコン版アプリ登場!!

GIMP2.6(2.8)を使用してできる限り手早く作成する方法です。

まずは、上のサイトで tolot_spread_template.zip をダウンロードして任意の場所に解凍してください。
GIMP2.6や2.8では psd ファイルを読み込むことができます。

対象の画像はデジカメなどで撮れる4:3の比率の写真を前提として考えています。

■手順
  1. tolot_spread_template.psdをGIMPで読み込む
  2. 分割したい画像をドラッグ&ドロップで追加する
  3. 画像のレイヤーを右クリックし、「レイヤーの拡大・縮小(S)」を行う
  4. 2836 の値を入れる。高さは自動で設定されるようにしておく(ここでは高さが 2122 が良いが、近ければ良い。多少切れるのは覚悟。ムリして合わせると画像がひずむ
  5. 「左ページ用画像範囲」レイヤーを右クリックし、「不透明部分を選択範囲(P)」を選択する
  6. 画像のレイヤーを選択し、コピー(Ctrl+C)を行う
  7. 「ファイルメニュー>画像の生成>クリップボードから」を選択し画像を生成する
  8. jpgで保存(※)を行う(サイズは幅1530,高さ2120になっている)。ファイル名は"xxxx_l.jpg"
  9. 「右ページ用画像範囲」レイヤーに対して、4~7の操作を行う(ファイル名は"xxxx_r.jpg"
  10. 両方の画像を生成したら、最初に追加した画像レイヤーを右クリックから「レイヤーを削除(D)」を行う
以上の手順で見開き写真をつくることができる。あとは、2~10を繰り返せばよく、ショートカットキーをいかに使うかで時間短縮できる。
※GIMP2.8はGIMP2.6に対して保存に手間取ってしまう。というのも、GIMP2.6は Ctrl+S で jpg でファイルを保存できるのに対し、GIMP2.8では Ctrl+S は xcf ファイルのみのため、jpg で保存するには Shift+Ctrl+E でエクスポートしなければならない。


作業スピードを求めるためにはアスリートになったつもりでとにかくスピーディに無心にやると良いです。私が1枚の画像を2つに切り分ける作業にかかった時間は2分~3分ぐらいでした。

数枚であればよいでしょうが、しかしながら面倒です。

 もし、見開き写真のために画像を2つに切り分けたい場合は、キリット(仮名)という自動切り分けツールを使用することをおすすめします。
自分用に作ったのですが、なかなか便利なので近いうちに公開したいと思います。公開しました!(2012/06/09追記)
Kilit(キリット) for TOLOT

単純に写真を分割するのではなく本の中央の溝を考慮しているので、実際に本を手にしてみたときにより自然に見えると思います。

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