2010/10/31

XperiaでAndroidマーケットからアプリをダウンロードできない問題の対処法

最近よくAndroidマーケットからアプリのアップデートやインストールをした際に、

「ダウンロードできませんでした。しばらくしてからもう一度試してください。」

というメッセージが表示されていた。

一過性のものと思って放置していたけど、そろそろなんとかしようと思い、さきほどのメッセージをgoogleで検索してみた(検索結果はこちら)。

どうも、マーケットアプリのアップデートが悪さをしているようだ。

そのアップデートをアンインストールすると、問題が解消されるようなので、その方法をメモ。
(他の問題がでないとはいえないので、自己責任で行ってください。)

設定->アプリケーション->アプリケーションの管理->マーケット->アップデートのアンインストール

を行ったあとは、表示されるメッセージ通りに操作するだけでOK。

無事、マーケットからアプリのダウンロードができるようになって、インストール/アップデートともにできた。

自動更新機能はなくなりましたが、しばらくすると勝手にマーケットアプリがアップデートされ、再び使えるようになるそうです(未確認)。


■参考サイト

2010/10/30

Android開発環境の構築からHello Worldまで(後編)

Androidの開発を行っていくにあたり、一番最初に行ったことをまとめました。
(2010年8月に作成したものを修正して書きました。そのため、画像にあるPATHと内容が違う箇所があります。)

後編は、Hello Worldプロジェクトの作成し、シミュレータで実行を行います(前編はこちら)。

Eclipseを起動している状態から説明します。

①プロジェクトの作成
  • 「ファイル」タブ→「新規」→「その他」を選択する。
  • 「新規」ウィンドウの「Android」内にある「Android プロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックする(Android SDKのパスを指定していないとエラーが表示される)

②プロジェクトの設定
  • プロジェクト:HelloWorldProject
  • ビルド・ターゲット:Android 1.6
  • アプリケーション名:HelloWorld
  • パッケージ名:jp.miyazaki.helloWorld
  • Create Activityにチェック
  • Create Activity:HelloWorldActivity
  • Min SDK Version:4
画像のロケーション場所が違うので注意。
入力が終えたら「完了」ボタンをクリックして作成する。
Hello Worldプロジェクトの作成後の様子

③Hello Worldプロジェクトの実行
  • 「実行」タブの「実行」を選択する(「HelloWorldProject」を選択した状態で)
  • 「Android アプリケーション」を選択し、「OK」ボタンをクリックする
シミュレータが起動したときの様子
ホーム画面が出るまでのシミュレータの起動には予想以上に時間がかかります(PCの性能によりますが、数分待つ場合もあります)。
  • 「MENU」ボタンをクリックして画面のロックを解除する(起動時はロックがかかっている)
画面のロックを解除すると「Hello World」 アプリが起動する。
「HelloWorld」アプリ起動時の様子

以上のステップで、Hello Worldプロジェクトの作成とシミュレータ上での実行できます。

ここから先は・・・
  • シミュレータにXperiaの環境を設定
  • Android実機での実行
  • プログラムを書く
 などなどを、行っていくことになります。

Android開発環境の構築からHello Worldまで(前編)

Androidの開発を行っていくにあたり、一番最初に行ったことをまとめました。
(2010年8月に作成したものを修正して書きました。そのため、画像にあるPATHと内容が違う箇所があります。)

今回は、Android開発の環境の構築までを行います。

■各ツールのダウンロード&インストール
  • Android SDK
  • Android端末で実行可能なアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(Software Development Kit:SDK)
  • JDK(Java SE Development Kit)
  • Javaで開発するためのソフトウェア開発キット
  • Eclipse
  • 開発する際の統合開発環境
  • ADT(Android Development Tools) プラグイン
  • Eclipse上でAndroidのアプリケーションを開発するためのプラグイン


■JDK(Java SE Development Kit)

Sunのサイトからダウンロード
最新の安定板は「JDK 6 Update 22」(2010年10月現在)

①プラットフォームの選択
    • Windowsの場合、「Windows」を選択
    • 64bitOSの場合、「Windows x64」を選択

    ②ファイルのダウンロード
    • 「jdk-6u22-windows-i586.exe」をダウンロード
    • 64bitOSの場合、「jdk-6u22-windows-x64.exe」も追加
    ③ファイルを実行してインストール
    ④インストールの確認


    ■Eclipse

    ①インストーラを起動し、インストール先を指定する
    ここではインストール先に、「C:¥eclipse3.5」「C:¥dev¥eclipse3.5」と入力して実行する
    (開発フォルダを「C:¥dev」に配置することにしました(developmentということで)。linuxではdeviceのディレクトリなので少し抵抗はありますが。。)



    ②ワークスペースの作成
    • eclipse(C:¥dev¥eclipse3.5¥eclipse¥eclipse.exe)を実行する。
    • workspaceを選択し、「OK」ボタンをクリックする。
    • 「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックを入れると、次回起動時にこの画面が表示しないで起動できる。


    eclipseの起動画面

    ③パースペクティブをJAVAに切り替える
    • 「パースペクティブを開く」をクリックし、「JAVA」を選択する



    ■Android SDK

    ①Android SDKダウンロードページからダウンロード
    ②ファイルを任意のフォルダに解凍
    • 例:C:¥android¥ → C:¥dev¥android¥
    • 「android-sdk-windows」を「android-sdk_r07-windows」に変更(そのままでもよいとは思いますが)
    ③PATH環境にパスを追加
    (例:C:¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools → C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows¥tools)
    追加先(環境変数の表示方法)
    • Windows XP:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」の「システム」→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
    • Windows 7:「スタートメニュー」の「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」(変更の許可の確認で「はい」を選択)→「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリック
    他の変数値とは「;」を使って区切る

    ■ADT(Android Development Tools)プラグイン

    ①ADTプラグインのインストール
    • 「ヘルプ」メニューの「新規ソフトウェアのインストール」を選択
    • 「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を「作業対象」に入力
    • 「Developer Tools」をチェックして、「次へ」をクリック
    • 「Android Development Tools」と「Android Editors」の両方がチェックされていることを確認



    • ライセンスを確認して、「使用条件の条項に同意します」を選択して、「完了」を選択する(セキュリティー警告が出た場合、「OK」ボタンを選択する)


    • インストール終了後、Eclipseをリスタートする
    • 「ソフトウェア更新」ダイアログで「はい」を選択し、再起動する



    ②ADTにAndroid SDKのディレクトリの設定
    • 「ウィンドウ」メニューの「設定」を選択する
    • 「Android」を選び、「Android 設定」の画面を表示する
    • 「SDK ロケーション」にAndroid SDKのパス「C:¥android¥android-sdk_r07-windows」「C:¥dev¥android¥android-sdk_r07-windows」を入力
    • 「OK」ボタンをクリックする



    ■Android SDK and AVD Manager

    ①Android SDK Platformをインストール
    • Eclipseの「ウィンドウ」タブの「Android SDK and AVD Manager」を選択する
    • 「Android SDK and AVD Manager」ウィンドウが起動するので、「Installed Packages」を選択する
    • 「update All」ボタンをクリックする
    • 開発対象にしたいプラットフォームを選択する
    • 例:「Android SDK Platform 1.6_r2 Revision 3」を承諾し、インストールを行う
    • 特に理由がなければ、すべてインストールして良いかと。

    ②AVDs(Android Virtual Devices)の設定
    • エミュレートする端末の構成を指定して作成することができるエミュレータの実行環境のこと
    • ハードウェア構成:カメラ、キーボード、メモリのサイズなど
    • システムイメージのバージョン:SDK1.6、SDK2.1など
    • そのほかのオプション:エミュレータのスクリーンのサイズ、SDカードなど


    ③Virtual Devicesの作成
    • 「Virtual Devices」を選択し、「新規」ボタンをクリックする
     


    ②Virtual Devicesの設定
    • 名前:sampleDevice
    • ターゲット:Android 1.6 – API Level 4
    • SD Card:サイズにチェック。「1000」を入力、「MiB」を選択
    • Skin:ビルドインにチェック。Default(HVGA)を選択
    • ハードウェア:初期設定のまま
    • 「Create AVD」ボタンをクリック

    以上のステップで、Android開発の環境の構築は完了です。
    後編では、一番最初に作るであろう、Hello Worldプロジェクトを作成します(後編はこちら)。